スギとカラマツの形態による積雪深の推定
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概要
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スギとカラマツの形態によって積雪深を推定する方法を検討した.<BR>最深積雪深の約10年間における極値 (<I>H</I>) は, 積雪の沈降力によって垂下したスギの枝の高さ (<I>H</I><SUB>1</SUB>), 幼齢時代の梢頭折れが原因となって生じたスギの樹幹の傷跡の高さ (<I>H</I><SUB>2</SUB>), カラマツの枝抜け跡の高さ (<I>H</I><SUB>3</SUB>) から次の式によって推定される.<BR><I>H</I>=<I>H</I><SUB>1</SUB><BR><I>H</I>=<I>H</I><SUB>2</SUB>+0.5<BR><I>H</I>=<I>H</I><SUB>3</SUB>+0.4 (単位m) <BR>垂下枝法は急斜面においても適用でき, 調査本数も一番少なくてすむので, 適当な林があれば望ましい方法である.下枝がない場合や垂下の境界がはっきりしない場合は, 傷跡法あるいは抜け跡法を用いればよい.
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