特発性肺血鉄症(IPH)の1例 : 本邦におけるIPHとGoodpasture症候群の相互関係についての文献的考察

元データ 社団法人 日本内科学会

概要

23才の女性で,血痰を主訴に来院し,諸検査を行なつたが,胸部X線像で両肺びまん性陰影を示す以外に何らの異常を証明する事が出来なかつたので,開胸肺生検を施行した所, IPHと診断された. IPHとG症の関連については議論も少なくなく,この点から両疾患についての本邦例を検討してみたが, IPHと報告されている中には,腎障害のみられている症例が約1/3を占めており,しかも偶然の合併と考えられているが,それにしては頻度も高くG症との関連についても言及されておらない.報告例からは両疾患についての考え方はうかがい知る事はできないので,両疾患についての考えを述べ, IPHに腎障害を伴つた際の取扱いについて試案を示した.なお,本症例の今後の推移を追求する事は両者の相互関係についても解明の手懸りを与えるのではないだろうか.

著者

木下 康民 新潟大学医学部 桂内科
荒川 正昭 新潟大学医学部
伊藤 慶夫 新大・医・2内
野沢 幸男 新潟大学医学部第二内科
荻間 勇 新潟大学医学部木下内科
和田 十次 新潟大学医学部木下内科
伊藤 慶夫 新潟大学医学部第二内科学教室
室橋 健 新潟大学医学部第二内科学教室
江部 達夫 新潟大学医学部第二内科学教室
真木山 麓 三条綜合病院内科
和田 十次 新潟大学医学部第二内科学教室
荻間 勇 新潟大学医学部第二内科学教室
野沢 幸男 新潟大学医学部第二内科学教室
荒川 正昭 新潟大学医学部第二内科学教室
木下 康民 新潟大学医学部
木下 康民 新潟大学医学部第二内科学教室

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