2段ホローファイバー反応器における2酵素系逐次反応に対する酵素配分およびpHの最適化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2槽直列ホローファイバー反応器の最適化を, アルギナーゼとウレアーゼによるアルギニンの逐次的加水分解の最終生成物アンモニアの収率に着目して行った. 本最適化においては, 各槽における酵素配分率およびpH値を制御変数として選んだ.<BR>基質濃度が高く, かつ滞留時間の短い低転化率域では, 各酵素を分割せずに, 2槽別個に各酵素反応の至適pHに保つ操作が最大収率を得るためには好ましい. 一方, 基質濃度が低いか, もしくは滞留時間の長い高転化率域では, 2槽一定の最適pHで, 2酵素の各槽への最適配分が望ましい. これらの最適政策は実験によって確かめられた.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
-
楠 浩一郎
九州大学工学部
-
川上 幸衛
九州大学工学部化学機械工学教室
-
甲斐 真裕美
九州大学工学部化学機械工学教室
-
浜田 敏裕
九州大学工学部 化学機械工学科
-
川上 幸衛
九州大学工学部 化学機械工学科
関連論文
- 担持白金族金属触媒の金属上のベンゼンなどの化学吸着における量論係数
- 担持白金族金属触媒の金属上へのベンゼンなどの化学吸着における量論係数
- ホローファイバー透析器における酵素反応のシミュレーション
- セラミックモノリスに同時固定化したβ-アミラーゼおよび枝切り酵素による可溶性澱粉からのマルトースの生産
- セラミックモノリスに固定化したグルコアミラーゼによる可溶性澱粉の加水分解
- 寄書
- パラジウム-アルミナ触媒によるベンゼンの水素化反応時におけるベンゼンの吸着
- 2段ホローファイバー反応器における2酵素系逐次反応に対する酵素配分およびpHの最適化
- メチルシクロヘキサンの脱水素反応における白金および白金-レニウム触媒の失活速度に及ぼす硫化処理の効果
- 石炭スラリーの電解酸化に及ぼす鉄イオンの影響
- 気液固3相ハニカムモノリスバイオリアクタ-の特性--固定化グルコ-スオキシダ-ゼによるグルコ-スの酸化