ヌードマウス移植肝癌に対するInterferon-γ単独投与とE5166併用における抗腫瘍効果の検討
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概要
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ヌードマウスに移植したヒト肝癌細胞株HuH-7細胞に対するInterferon-γ(IFN-γ)単独投与およびpolyprenoic acid (E5166)併用における抗腫瘍効果を検討した.4種類の濃度(2×10<SUP>3</SUP>IU, 1×10<SUP>4</SUP>IU, 5×10<SUP>4</SUP>IU, 1×10<SUP>5</SUP>IU)のIFN-γ単独投与群とE5166(40mg/kg)併用群の計8群を作成し,各群とも2週間連日投与した.IFN-γ単独投与群では,1×10<SUP>5</SUP>IUで最も腫瘍の増殖抑制効果を認め,明らかな用量依存性はみられないものの,傾向を認めた.一方,E5166との併用群では,期待した程の相乗効果は認められなかったが,IFN-γ 5×10<SUP>4</SUP> IU+E5166で,IFN-γ 1×10<SUP>5</SUP>IU単独投与群と同程度の増殖抑制効果が得られたことから,IFN-γとE5166との間には至適濃度が存在することが示唆された.以上よりIFN-γの大量投与は,肝細胞癌治療に対して有用と考えられ,さらにE5166との併用で,IFN-γの投与量を減らし得る可能性が推測された.
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