実験的肝腫瘍に対するホルモン療法の研究
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概要
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実験的肝腫瘍のホルモン依存性とホルモン療法の可能性についてandrogen receptor(AR)を中心に検討した.化学発癌剤acetylaminofluorene (AAF)短期投与による肝腫瘍は,肝細胞質,核ともにARが増加し,アンドロゲン依存性が認められた.この肝腫瘍作製過程において抗プロゲステロン剤RU486 (RU)あるいはRUと抗エストロゲン剤tamoxifen (TAM)の併用投与により,腫瘍発現が抑制され,またARの減少もみられ,AAF誘発肝腫瘍の発現あるいは抑制にはARを介したアンドロゲンの関与が考えられた.また,AAF長期投与による肝細胞癌に,RUとTAMを投与しても,肝細胞癌の抑制効果はみられなかったが,castration後にRUとTAMを併用投与することにより肝細胞癌に対する抑制効果が認められた.ヒト肝癌細胞株Hep G2を用いたin vitroの系でも,RUはDNA合成を抑制し,ARの減少を示した.これらの成績は,肝癌に対するホルモン療法の可能性を示唆するものと考えられた.
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