C型慢性肝炎に対するβ-IFN, SNMC併用療法の有効性に関する検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
C型慢性肝炎患者40例に対して,interferon β(以下β-IFN:フェロン)を,6MU 8週間連日で投与を行った.IFN単独投与群と強力ネオミノファーゲンC(以下SNMC) 100ml併用群との治療効果の差につき検討するために,あらかじめ登録した患者を無作為割付によりIFN単独投与群(A群)とSNMC併用群(B群)にわけ投与を行った.B群の1例が両眼底点状出血をきたし副作用による中止となったため,A群20例,B群19例につき検討した.完全著効例は,A群5例(25.0%),B群5例(26.3%)であり,不完全著効例は,それぞれ6例(30.0%),4例(21.1%)で,両群間にいずれも差を認めなかった.ALTの正常化率を比べてみると,投与終了時は,併用群の方が高い傾向にあるが,終了後1ヵ月,6ヵ月,12ヵ月では両群間に有意な差は認められなかった.C型慢性肝炎に対するβ-IFN治療においては,その有効性に関してIFN単独群と,SNMC併用群との間には差は認められなかった.
論文 | ランダム
- 歴史的背景と特徴--『クラ-マ-=ビュ-ロ-』について (特集 クラ-マ-=ビュ-ロ-120%活用法)
- マスコミと部落問題 (第4回部落解放夏期講座--部落解放研究所創立5周年記念) -- (社会教育)
- NHK総合テレビ「未解放部落」をみて (電波と部落問題)
- 東アジアの哲学史上における西周思想の意義 (特集 西周と東西思想の出会い)
- 「実業」とは何か : 日中両国の実業家の観点を中心に