試作改良型ワイセンベルク・レオゴニオメータによる高密度および低密度ポリエチレン融体の法線応力差の測定
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概要
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円錐-円板型スクリユレス押し出し機において, 円錐周縁の圧力が等方性に保持され, また別個の供給押し出し機から新鮮な高分子融体を供給し, 試験済みの融体を 4 個の溢流弁から溢流させるように改良し, 気泡の混入の防止とポリマーの熱劣化の防止が達成された. このような改良型装置を用いて, 半径方向の圧力分布を測定することにより低密度および高密度ポリエチレン融体の第 1 種および第 2 種法線応力差が温度 180℃, 200℃, 220℃ および比較的実用的せん断速度域 20 〜 220sec-1 において測定された.両法線応力差の測定結果は再現可能で, 第 2 種法線応力差と第 1 種法線応力差の比は- (0.05 〜 0.09) となったが, これは両法線応力差の値が合理的であるという一つの証拠である.
- 社団法人 化学工学会の論文
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