流体のステップ応答による固液流動層の層膨張
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概要
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固液流動層の層膨張が, 統計力学的概念を用いて解析された.<BR>本研究では, 個々の粒子と局所での流体との組み合わせからなるセルが確率的挙動をとることを前提にして, 必要な粒子速度分布関数は指数関数で定義した.その関数形は層膨張曲線から実験的に決定した.<BR>その結果, 次のような指数型分布関数が得られた.<BR><I>p</I> (<I>U<SUB>si</SUB></I>) d<I>U<SUB>si</SUB></I>=1/<I>U<SUB>s</SUB></I>-<I>U<SUB>sc</SUB></I>exp (-<I>U<SUB>si</SUB></I>-<I>U<SUB>8c</SUB></I>/<I>U<SUB>s</SUB></I>-<I>U<SUB>sc</SUB></I>) d<I>U<SUB>si</SUB></I><BR>さらに, 最小浮遊速度<I>U<SUB>sc</SUB></I>は終末速度のみによって推算可能であることが示されている.ここで, <I>U<SUB>si</SUB></I> : 瞬間粒子速度, <I>U<SUB>s</SUB></I> : 空塔速度.
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