萱葺き屋根材料の虫害と防虫処理
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概要
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20年毎に建て替えられる伊勢神宮は,萱葺き屋根を持つ多くの神社よりなる。建て替えに際して,莫大な量の萱が必要となり,萱は長期間貯蔵されている。この貯蔵の間に虫害が発生し,被害萱からツマグロヒメコメツキモドキとチビタケナガシンクイムシの2種類の昆虫が出現した。前者は成虫の死骸として,後者は生きている幼虫および成虫として出現した。被害萱の茎では表皮を除く髄部と桿部が食害された。チビタケナガジンクイムシは竹の熱水抽出物を栄養とすることで知られている。そこで萱の熱水抽出物含有量を調べてみた。しかし,同一萱小屋内に貯蔵されている被害萱と未被害萱間に熱水抽出物含有量の違いはなかった。この結果より,被害の拡大が予想されたので燻蒸と散布による防虫処理を行った。
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