グルコアミラーゼの効率的生産のための大量発現系遺伝子組換え大腸菌の育種と培養
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
グルコアミラーゼを迅速かつ高効率で生産するために大量発現系遺伝子組換え大腸菌の育種と培養が実験的に研究された. 組換えプラスミドpET-12-STA1を持つ大量発現系組換え大腸菌E. coli BL21 (DE3) [pET-12-STA1] はグルコアミラーゼ遺伝子である<I>STA1</I>遺伝子を大量発現系ベクターpET-12に挿入して作成された. 従来から用いられている組換え大腸菌<I>E. coli</I> JM109 [pET-12-STA1] はLB培地中で少量のグルコアミラーゼしか合成しなかったが, 組換え大腸菌<I>E. coli</I> BL21 (DE3) [pET-12-STA1] は約3U/mlのグルコアミラーゼを生産した. グルコアミラーゼの生産のための最適培養条件が培養液中の炭素源, pHと金属イオンを変化させることによって決定された. pH7で炭素源としてグルコースを用いたM9最少培地では組換え大腸菌は大量のグルコアミラーゼを生産した. さらに, 培養液へのナトリウムイオンの添加はグルコアミラーゼの生産だけでなく菌体外への分泌も促進した. 本研究で得られた最大菌体外グルコアミラーゼ活性は6.6U/mlであり, この値は通常のLB培地で分泌される値, 0.002U/mlよりも非常に高かった.
論文 | ランダム
- 私の経験 網膜動脈閉塞症に対するプロスタグランディンE1投与により肺水腫を生じた1例
- OP2-066 ホルミウムレーザー前立腺核出術の治療成績の検討(一般演題(口演))
- 1997 IDRC報告 : AMLCDs
- 献腎移植後高脂血症の検討
- ペニシリン醗酵に関する研究-5-