水中有機塩素化合物の室温分解反応 : クロロホルム水溶液の電解還元反応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
得ることを目的として, 各種の金属を陰極に用いてクロロホルム (CHCl<SUB>3</SUB>) 水溶液の定電流電解を支持電解質を用いずに行った。陰極金属の材質の違いによって水溶液中におけるCHCl<SUB>3</SUB>の還元分解挙動は異なり, 陰極にPbを用いた場合の主生成物はCH<SUB>2</SUB>Cl<SUB>2</SUB>であり, Cuを用いた場合にはCH<SUB>4</SUB>であった。また, CHCl<SUB>3</SUB>の還元分解効率は, 陰極金属の種類によって大きく変化し, 溶媒である水の還元分解によるH<SUB>2</SUB>生成量の小さい金属ほど大きかった。CHCl<SUB>3</SUB>水溶液の陰極還元分解を低濃度 (0.8〜0.6mg・l<SUP>-1</SUP>) で行った結果, 高濃度系と同様にCHCl<SUB>3</SUB>が分解し, その70%がCH<SUB>4</SUB>まで脱塩素された。水道水を溶媒とした場合にもこれと同様の結果が得られた。
論文 | ランダム
- 流体変速機の特性
- 7a-G-5 BaNb_2O_6系強誘電体 II
- 9p-F-10 BaNb_2O_6系強誘電体 I
- 9p-F-9 Na(Nb,Ta)O_3系混晶
- 3p-D-6 ハイドロキノン-クラスレート化合物の誘電異常