コロイド滴定法によるカチオン性有機高分子凝集剤の定量に及ぼす溶存塩類および濁度の影響
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概要
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カチオン性有機高分子凝集剤 (以下ポリマ) を用いる汚泥の脱水操作を最適化するため, 脱水濾液中に残留する微量ポリマの自動分析法の開発が期待されている。<BR>コロイド滴定法によるポリマの定量に及ぼす溶存塩類および濁度の影響を, 試作二波長測光セルを用いて検討し, 以下の知見を得た。<BR>(1) 溶存塩類の影響はポリマの荷電密度によって異なり, 荷電密度が大きいポリマほど受ける影響が小さい。荷電密度が中程度以上のポリマでは, ポリマ濃度が0.2meq・l<SUP>-1</SUP>以下の領域で測定精度を±5%以下とする溶存塩類濃度の最大値は, イオン強度で約0.04である。荷電密度の低いポリマでは, ポリマ濃度の高い領域における塩類濃度の影響が極めて大きくなり, 測定精度を荷電密度が中程度以上のポリマと同程度に保つには, ポリマ濃度を約0.02meq・l<SUP>-1</SUP>以下とする必要がある。<BR>(2) 濁度による妨害は, 本実験条件下 (濁度0〜150度) では特に認められない。
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