濁りの計量化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
「濁り」は, 水質汚濁における基本的な計測量となっているだけでなく, 微生物プラントなどの内部状態量を把握するにあたっても重要な計測量となっている。しかし濁り量は現在のところ感覚的な測定に基づいており, 水中に含まれる物質の性質や量により様々な影響を受ける。このような感覚量をセンサ化して自動的に計測しようとするのが本研究の目的である。そこで種々の試料を用いて被験者に濁りを判断させ, 一方各試料の物理計測量を測定した。次に多次元尺度構成法を用いて, 各試料の布置を求めた。検討の結果, 2次元平面での布置が適切であることを見い出した。さらに重回帰分析を用いて物理計測量との相関を求め, 2次元布置上に基本的な物理計測量の軸を定めた。以上の解析によって濁りの基本的な要因は視感透過率と円相当径であることを明確にした。これらはいずれも物理計測量であり, 濁り量との関数関係を定めると, センサ化が可能となる。
論文 | ランダム
- 102 Carotid Arteriograms in the Cerebrral Atrophic Changes
- Mn-Cr-Bばね鋼のオースファームについて
- INFLUENCES OF SUPERPLASTICIZER, MIXING TIME, MIXING TEMPERATURE AND CEMENT CONTENT ON HIGH-VOLUME FLY ASH CONCRETE
- OS0816 遮熱コーティングの機械的特性評価法の標準化に向けて : 変位法による残留応力測定(OS08-04 薄膜・皮膜の特性評価とその膜構造4,OS08 薄膜・皮膜の特性評価とその膜構造(2))
- 圧裂法による岩石の引張強さに関する統計学的研究