好気性バイオフィルターにおける生物膜の増殖と目詰まり係数
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概要
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好気性バイオフィルターにおけるBOD除去に有効な生物膜表面積が, 濾床の目詰まりによって減少する割合を定量的に表すことのできる「目詰まり係数Γ」の利用を提案した。充填担体表面上の生物膜厚が増大すると, 膜表面上の凹凸によって生物膜表面積の増大をもたらすので, 生物膜内部へのBOD成分と溶存酸素の拡散が促進され, 充填担体単位表面積当りのBOD除去速度が大きくなる。しかし, さらに生物膜厚が増大すると充填層の空隙を塞ぐので, BOD除去に作用する有効生物膜表面積が減少し, BOD除去速度は低下する。目詰まりしていないときの面積基準BOD除去速度定数と実際の速度定数の比を基にしてΓを定量化し, 比重が1前後のセラミック球状担体を充填したバイオフィルターにおいて, Γに対する担体の大きさおよびBOD負荷の影響を明らかにした。この係数の利用は, 最適な充填担体の選択とバイオフィルターのBOD除去速度の予測を可能にする。
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