18αおよび18β-グリチルレチン酸はヒト歯肉線維芽細胞のアポトーシス・細胞増殖に対するフェニトインおよびシクロスポリンAの効果を阻害する
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概要
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我々はこの研究で,フェニトイン(PHT)およびシクロスポリンA(CsA)による歯肉増殖症の薬物療法を目指して,ヒト歯肉線維芽細胞を用い,これら薬物のアポトーシス抑制・細胞増殖促進作用に対する18αおよび18β-グリチルレチン酸(18αおよび18β-GA)の効果を検討した.細胞はPHT(20μg/mL),CsA (10μg/mL),18αまたは18β-GA(10μM)添加の無血清培地で一週間培養され,その後,アポトーシス細胞数,生細胞率,増殖能が測定された.18α-GAはPHT存在下で培養された細胞のアポトーシスを誘導し増殖を抑制した.そして18β-GAはCsA存在下の培養細胞に対して同様の効果を示した.これらの結果から,18α-GAはPHTによる,18β-GAはCsAによる歯肉増殖症の治療薬として応用が可能であろうと考えられた.
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