漬物の化学と製造技術の体系化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Most of the chemical problems associated with the production of pickles from vegetables have been elucidated, and the technology of pickle production to suit the tastes of modern consumers has been systematized on the basis of chemistry. The most important consideration is the low content of salt and the texture of vegetables and preservation of fragrance during the pickling process. Thus, efforts have been made to popularize the production of pickles using refrigerators or chillers. As for pickled radish, formation of the yel1ow intermediate compound β-carbolyn due to complex bonding of decomposition products of the hot component of radish, “4-methylthio-3-butenyl isothiocyanate” during pickling, and formation of the low-molecular-weight sulfur fragrance are suppressed. Seasoned pickles preserved in 20% sodium chloride during the optimum season for vegetables, and then desalted in a refrigerator, are low-salt pickles, and we have succeeded in developing “fresh pickled vegetables preserved in salt” with abundant vegetable taste to avoid desalting.
- 社団法人 日本栄養・食糧学会の論文
著者
関連論文
- すぐきの香気成分(食品-化学(香気)-)
- 芥子油からのチオラクタム化合物の誘導と抗菌活性 : 食品
- 新鮮ダイコン中の黄変前駆物質及び黄変に影響する因子〔塩漬ダイコンの黄変機構に関する研究-1-〕
- 野沢菜漬の漬込み初期に生成するオフフレ-バ-成分〔英文〕
- つけ菜塩漬の揮発性辛子油の保持に及ぼす冷蔵及び冷凍貯蔵の影響〔英文〕
- 野沢菜漬および広島菜漬の揮発成分〔英文〕
- 漬物品質の市販可能域に関する実験的考察
- 韓国漬物の種類とその製造法
- 塩蔵ウメの硬度と組織構造に及ぼす灰化卵殻と各種硬度保持剤の影響
- 高及び低メトキシルペクチンと金属元素との結合力の差異について
- 漬物の"歯切れ"とペクチン
- Ca塩によるウメ漬のテクスチャ-軟化阻止の影響について
- 塩蔵ウメの硬度とペクチン質の関係について
- 塩化ナトリウムによる大根ペクチン溶液の粘度の増加とその機構について
- 漬物工業の技術動向と「醤(ジャン)キムチ」の開発 (特集:惣菜・米飯類の技術動向)
- 塩化ナトリウム溶液に浸漬した大根ペクチン質無機陽イオンの動向
- 大根の塩蔵による粗細胞壁無機陽イオン含量の変化と熱水可溶性ペクチンの増加の機構
- 塩蔵大根のペクチン質とクリスプ性に及ぼすCa塩の影響
- 塩蔵中の大根ペクチンに及ぼすMg・Ca塩の影響とクリスプ性について
- 大根の塩蔵によるペクチン質の変化とその機構について
- 塩蔵大根のテクスチャ-と塩蔵中における変化について
- 大根の細胞壁多糖類の組成及びペクチンよう物質の化学的性状と乾燥・塩蔵におけるそれらの変化
- 食用大黄の有機酸について
- カルシウムとペクチン質の結合におよぼす陰イオンの影響
- 中国から導入されたアブラナ科野菜の揮発性イソチオシアナート
- アブラナ科植物の生鮮物および塩漬の揮発性イソチオシアナートについて
- たくあんの衰退と今後の対策 (漬物類の現況と新傾向)
- 漬物の化学と製造技術の体系化
- 浅漬をとりまく要素と今後の方向 (野菜類によるそう菜産業)
- 新しいタイプの漬物時代における味噌の考え方
- 漬物工業の現況と新技術動向
- アブラナ科野菜種子および実生のシアノエピチオアルカン生成活性
- 現在の清物製造法と製品呈味について
- ウメ漬け原料としての果実採取時期と各種成分, とくに有機酸との関係