全身性エリテマトーデスにおけるADCC (K)細胞機能に関する研究
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概要
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全身性エリテマトーデス(SLE)における抗体依存性細胞性細胞障害(ADCC)活性の異常の有無および疾患活動性,治療との関係につき検索し, SLEにおけるADCC活性の臨床的意義につき検討した.SLE患者リンパ球のADCC活性は疾患活動期に異常低値を示した. ADCC活性と流血中免疫複合体(CIC)の値との間には一定の関係を認めなかった. SLE患者血清は正常人リンパ球のADCC活性を抑制し,患者血清によるADCCの抑制の程度とCIC値との間に有意の相関(p<0.001)が認められた.また, SLE患者血清は,すでに低下しているSLE自己リンパ球のADCC活性をさらに有意(p<0.05)に低下させた.以上のことより, SLE患者のADCC活性は,疾患活動性と密接に関係しており, ADCC活性の減弱は, Killer細胞自体の異常に加え, CICのごとき血清内因子によりin vivoではさらに減弱しているものと考えられた.
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