転移巣で異なる組織像を呈した成人型 Wilms 腫瘍の1例
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概要
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41歳, 男性. 近医で肝障害の精査中に右腎腫瘍および左肺腫瘍を発見され, 1991年1月当料を受診した. 腎および肺生検の結果, それぞれ右腎細胞癌の疑い, 肺芽細胞腫の疑いと診断された. 患者は腎腫瘍の急速な増大を呈し, DICを併発して死亡した. 剖検にて, 成人型 Wilms 腫瘍およびその肺転移と診断されたが, 腎腫瘍は腎芽型大巣亜型, 肺腫瘍は上皮型とそれぞれ異なる組織像を呈していた. これは腎腫瘍が肺に転移した後に分化したものと考えられ, このような報告は検索し得た限りでは本症例が初めてと思われた.
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