進行性精巣非セミノーマ胚細胞腫瘍に対する治療成績 Indiana University Classification に基づいて
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概要
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1980年より1990年までに治療した睾丸腫瘍取り扱い規約に基づく病期II以上の進行性精巣非セミノーマ胚細胞腫瘍45症例を, Indiana University Classification に基づき good risk 群 (スコア6以下) 26症例と poor risk 群 (スコア7以上) 19症例に分類し, これら2群の治療成績を, %シスプラチン治療強度, 腫瘍マーカー値の変動から解析を行った. 1980年から1985年までの前期の化学療法の強度は61±24%, 1986年より1990年までの後期では87±18%であり, それに伴い予後の良好であった症例は, good risk 群では前期で15例中10例 (66.7%), 後期で11例中9例 (81.8%) に得られ, poor risk 群ではそれぞれ9例中3例 (33.3%), 10例中5例 (50.0%) に得られた. 導入化学療法の強度が80%未満の群では, 予後良好例は good risk 群で15例中10例 (66.7%), poor risk 群で6例中2例 (33.3%) であり, 80%以上の群では予後良好例はそれぞれ10例中9例 (90.0%), 11例中5例 (45.5%) にみられた. 残存腫瘍を摘出できなかった poor risk 群16例では4例 (25.0%) にしかNEDを達成できなかった. 第1コース後半より第2コース前半のAFPおよびβ-HCGの半減期は, 予後良好群でそれぞれ6.8±1.9日, 4.4±1.4日であり, 予後不良群では6.5±1.5日, 4.4±2.9日であり, この時期のAFP, β-HCG半減期による予後の推定は難しく, 経時的な半減期の算出が重要である.
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