飼育下のカワウにおける酸素消費量の季節変化
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概要
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本研究では,野生カワウの飼育個体6頭を使用して,安静時における酸素消費量を計測し,季節による代謝率の変化を検討した。カワウにおける酸素消費量は,春,夏および冬に計測を行った。実験は恒温恒湿室内で行い,環境温度は全ての季節で25°Cに設定した。酸素消費量は,馴化後に安静な状態で1時間計測した。各季節における実験実施日の個体の平均体重に有意な差は認められなかった(ANOVA,P=0.483)。各季節における酸素消費量の平均値は,春が14.96 ml/min·kg,夏が10.50 ml/min·kg,冬が16.93 ml/min·kgであった。それぞれの季節における平均値間に有意な差が認められ,日本産カワウにおける酸素消費量は夏に比べ冬が約1.6倍高くなることが明らかとなった。
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