〈コミュニケーションの環境づくりのために〉自閉症児・者へのコミュニケーション支援を人という環境から考える
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概要
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コミュニケーションに障害をもつ人へのサポートという視点から自閉症児・者のニードを考えると,自閉症という状態そのものが「コミュニケーションの障害」であり,「生きにくさ」そのものであるという深刻さから,まわりの人の適切な距離を置いた支えの重要性が浮き彫りになる.支援を考える出発点のひとつは障害の本態にある.自閉症はまわりの情報を正しく理解することができない指向性注意の障害である.中枢神経の働きに異常があって,見る,聴く,触る,嗅ぐなどの知覚が正しく機能せず,そのためにまわりのできごとの意味をうまく理解できない.このため混乱の中で強い不安や恐怖心をいだいて生活している.この障害は終生つづくが,適応技能を教えることによって社会生活が可能になる.そこに人の環境の果たす役割の重要性を見いだせる.自閉症児への長期の言語治療の経験から,身近な人の適時な手助けの意義を紹介した.
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