鼻部皮膚温と鼻腔通気度との関連について : 鼻部サーモグラフィを用いて
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概要
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鼻腔通気度測定法としてのサーモグラフィの有用性について検討した.その結果1. 鼻腔の通気が悪化する場合では,鼻腔抵抗の増加と鼻部皮膚温の上昇はほぼ一致し,鼻腔通気度測定法としてサーモグラフィは有用であった.2. しかし,鼻腔の通気が良くなりすぎる場合は,鼻腔抵抗の減少はみられても鼻部皮膚温は低下せず,両者は一致しない.このような場合,サーモグラフィは鼻腔の通気状態を表わさなかった.3. サーモグラフィの鼻部皮膚温から鼻腔通気の左右差を知ることができたが,左右別々の鼻腔通気の変化を知ることはできなかった.4. サーモグラフィ上の鼻部皮膚温の変化は,鼻腔通気の状態だけでなく,鼻部の皮膚自体の血流変化にも大きく影響された.5. 鼻腔通気の変化が,サーモグラフィ上の鼻部皮膚温の変化として現われてくるのには時間を要した.などのことがわかった.
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