腸管嚢腫様気腫症を合併した潰瘍性大腸炎の2手術例
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概要
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症例1は31歳女性.23歳時に全大腸炎型の潰瘍性大腸炎(UC)と診断され,ステロイド内服をしていた.腹部膨満感の精査で上行結腸から横行結腸にかけての腸管嚢腫様気腫症(PCI)を認めた.PCIの症状は保存的治療にて軽快したが,ステロイド依存性のUCのため,大腸全摘術を行った.病理組織検査では,盲腸から下行結腸にかけて粘膜下層に嚢胞を認めた.症例2は34歳男性.24歳時に左側結腸炎型のUCと診断され,ステロイドの内服を開始したが,ステロイド依存性のため手術の方針となった.術前の精査で上行結腸から肝彎曲部にかけてPCIを認めた.手術は大腸全摘術を行った.病理組織検査では盲腸から上行結腸にかけて粘膜下層に多発する嚢胞を認めた.UCの治療期間中にPCIを合併することは稀である.PCIを合併したUCの手術を2例経験したので報告する.
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