回腸肛門吻合における回腸係蹄延長の工夫 : 内腸骨動脈・回腸動脈間,自家血管遊離吻合
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概要
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症例は19歳,男性,潰瘍性大腸炎.18歳の時,全大腸型潰瘍性大腸炎からの大量出血により,緊急に大腸亜全摘・直腸空置(粘液瘻作成)・回腸人工肛門造設術が行われた.術後1年7カ月目に,残存直腸切除,回腸肛門吻合術を行った.術前および術中所見にて回結腸動脈はすでに切離されており,さらに回腸係蹄は初回手術による広範囲の癒着のため短く,回腸を肛門まで延長することは困難であった.このため回腸間膜の血管系を切離し係蹄の延長を図うたが,腸間膜を広範囲に切離し,肛門まで牽引した場合,辺縁動脈のアーケイドが切れる恐れがあった.そこで,安全を期して,内腸骨動脈と回腸動脈の間に自家血管を遊離吻合することにより回腸係蹄を延長した.この余裕のある回腸でpouchを作成し,回腸肛門吻合を施行した.
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