大腸集検 : システム化への方法論
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概要
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本邦では大腸癌の死亡率が年々増加しているため,二次予防としての大腸集検の確立が望まれている.このためには種々の相反する要因を最大公約数的にとり入れ,より効率的な方法論が展開されねばならない.即ち,集検の対象となるためには対象疾患は重篤で,より早期の状態の有病率が高く,かつ確定診断までの検査法が確立されており,スクリーニング検査法は信頼性と妥当性を有し,被験者の苦痛も少く,安全に効率的に行えること等の要因が満されねばならない.などの条件が必要である,<BR>本邦の胃集検,乳癌検診,子宮癌検診等の実態・成績を基礎に,さらに大腸癌が多発する欧米での大腸集検のあり方をもとに,わが国に相応した検診体系が確立されねばなるまい.これらの点から,我々は便潜血検査と問診による一次スクリーニングの後,二次スクリーニングとしてsigmoidoscopyを行なう検診方法を応用しているが,問題点も少くないため,実際の検診成績を通じて評価を行ない,より完成されたシステムをめざしたい.
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