肛門癌の病理
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肛門部の狭い領域に発生する悪性腫瘍は,病理組織学的に多様性を示している.<BR>この領域の腫瘍について組織像と腫瘍の局在を明確とした分類を試みた.<BR>肛門管内に腫瘍の主体と中心があるものを管内型とし,肛門管の粘膜外に腫瘍が存在しているものは管外型,更に肛門縁型の三型に分類した.<BR>85例の肛門癌の中から75例について上記の分類を行うと,管内型24例,管外型47例及び肛門縁型4例となる.組織学的には,管外型47例中27例は,粘液産生能の亢進している腺癌である.<BR>管外性に発育する粘液癌が肛門癌の一つの特徴ともいえよう。<BR>組織発生の立場からは,管外型の肛門癌14例が肛門腺管,肛門腺と明らかに関連しており,また4例腫複腸管からの悪性化例であった.
論文 | ランダム
- 陽子線治療と炭素線治療の線量分布比較
- 陽子・重粒子線治療の物理と生物
- ウシ胎仔線維芽細胞の培養日数と核移植成績について
- Wobbler法と二重リング二重散乱体法における散乱や半影の計算
- X線および重粒子線照射による遺伝子突然変異-培養細胞における検討-