内視鏡所見を経時的に観察しえたHenoch-Schönlein紫斑病の1成人例

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概要

37歳の男性.心窩部痛を主訴に受診し,皮膚に紫斑を認めたためHenoch-Schönlein紫斑病と診断された.発病初期の上部消化管内視鏡検査では胃角前庭部に発赤やびらんなど急性胃粘膜病変様所見を呈していたが,2週間後には粘膜の高度な浮腫,溢血点の密集,多発性潰瘍のほか,血豆様病変や粘膜下血腫様隆起を認めるなど著しい悪化を示した.ステロイド治療後,潰瘍や粘膜内出血性病変が速やかに軽快した.浮腫や発赤所見は遅れて軽快し,その経過を内視鏡的に追えた.

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