ブロイラーにおけるアルギニン要求量と飼料中アルギニンおよびリジンの最適バランス
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
報告されているブロイラーのアルギニン(Arg)要求量は研究者により大きな差があり,これは飼料中のリジン(Lys)含量の影響を受けているものと考えられる.そこで,本試験は増体量および血漿アミノ酸濃度を指標としてアルギニン要求量と飼料中リジン含量の関係を確認するために行った.8日齢の雌ブロイラーを1区10羽ずつの20区にわけ,単飼し,10日間試験飼料を給与した.Arg-Lys欠の基礎飼料は主としてトウモロコシ,コーングルテンミール,大豆粕,フスマからなり,粗タンパク質18.7%,Arg0.65%, Lys0.80%,代謝エネルギー3.2kcal/gであった.Lys 4段階,それぞれArg 5段階の飼料を調製した.各Lys飼料で鶏の増体量は飼料中のArg含量の増加にともない増加し,その後減少した.血漿Argは飼料中のArg含量の増加にともない緩やかに増加し,その後急激に増加した.両者から得られたArg要求量(Y,飼料中%)は飼料中のLys含量(X,飼料中%)の関数として次式のように求められた.増体量:Y=1.55X-0.21, r2=0.944, 0.80_??_X_??_1.40,血漿Arg: Y=1.10X-0.26, r2=0.991,0.80_??_X_??_1.70.Lys, Argに対する増体量の関係から,最大増体量のためのLys,とArgの要求量は1.10%と1.36%で,Arg/Lys比は1.24であった.
論文 | ランダム
- クリニカルパスに基づく服薬指導マニュアルの作成 (特集 クリニカルパスの導入と実践に向けて) -- (実践編)
- 14-6-1 DI 資料の分類
- P-A-3-2 DI 検索の手順
- 肺血流シンチグラフィにおけるダイナミック像を利用した右左シャント率測定法の検討(臨床技術)
- 95 当院の病院基本情報システム更新における放射線情報システムの構築 : 第4報 放射性医薬品誤投与防止システム(医療情報管理 RIS・情報支援)