アメロゲニン遺伝子の多型性を指標としたウマの体細胞および生殖細胞の性別判定法
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概要
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ウマ胎児(雌)の歯根部組織を材料としてcDNAライブラリーを調製し,ウマのアメロゲニン遺伝子の塩基配列とアミノ酸配列の構造解析を行ったところ,ウマのX染色体上のアメロゲニン遺伝子cDNAの第1から第6エクソンまでのアミノ酸残基および非翻訳領域を含む696bpを解読し,Y染色体では第5エクソン領域内の24bpが欠損していることを見い出した.そこで,このY染色体の欠損部位を含む第5エクソン領域内の部分配列を増幅するためのプライマーを合成し,PCR増幅した産物をアガロースゲル電気泳動により分離したところ,雌雄間で分子サイズによる差異が認められた.この塩基配列差異による多型性を指標として,ウマの14品種個体,性染色体異常馬および培養細胞について性別判定法を行ったところ,いずれも正確な性別を判定することができた.さらに,本法によってウマの各精子についてのXまたはY精子確認を行うことができた.
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