ウズラオボトランスフェリンの細胞傷害特性
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概要
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ウズラオボトランスフェリン(OTf)は,マウスT-リンパ球,B-リンパ球およびヒトT-リンパ球から株化したJurkat細胞を傷害したが,マウスプラスチック吸着細胞やウズラリパ球を傷害しなかった.OTfと培養したマウスリンパ球は,Terminal deoxynucleotidyl transferase-mediated dUTP-biotinnick end labeling (TUNEL法)においてゲノムDNAの二本鎖が切断されており,ヘキストダイ染色ではアポトーシス小体が観察された.また,OTfとの培養リンパ球から抽出したDNAはアガロースゲル電気泳動において断片化していることが観察された.一方,OTfにペプシンやペプチド:N-グリコシダーゼFを作用させるとリンパ球に対する傷害性は消失したが,鉄飽和OTfのトリプシン消化では強いリンパ球傷害活性を持つ分子量約39,000の糖タンパク質が生成した.
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