菜種粕の飼料的利用に関する研究 : II. 菜種粕の特異作用に対する粕の処理法ならびに去勢の影響
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概要
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三種の処理法,すなわち熱水処理,熱アルコール処理およびオートクレーブ処理が,菜種粕の特異作用防止に対する効果を調べるために,各処理粕を10%配合した飼料を給与したシロネズミについて,おもに成長および甲状腺におよぼす影響を,無処理粕給与の場合と比較検討した.またハツカネズミでの予備試験により,菜種粕の特異作用の程度が,去勢によつて変化することが認められたので,これについても同時に調べた.三種の処理のうち,熱水処理のみが著しく有効で,特異成分は,大部分除去されたか,または不活性化されたものと推定された.すなわち,同じように10%配合しても、無処理粕に比べて,熱水処理粕の場合には,嗜好性および成長が良好で,甲状腺の肥大も見られず,その組織像もほとんど正常であつた.また肝および腎の肥大も認められなかつた,これに反して,熱アルコールおよびオートクレーブ処理は,おおむね無効であつた.なお,無処理粕を与えたシロネズミの雄では,甲状線は肥大したが,成長は阻害されなかつたのに対し,雌では,甲状腺のみならず成長に対する特異作用もあらわれ,性別による差があることが認められた.去勢した場合には,菜種粕の特異作用はあらわれ得ないものであろうと推定される結果を得た.このことから,性ホルモン投与による化学的去勢によつて,特異作用を軽減できるのではないかと考えられた.
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