薬剤による茶樹の寒干害防止法
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概要
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1965〜1968年に数種の化学物質を用いて茶樹の越冬障害を防止する試験を行なった。<BR>その結果,秋にMHを散布することによって耐凍性が高められ,さらに,冬季の落葉もある程度抑制されることが明らかとなった。<BR>また,青枯れ症状の発生は凍害ではなく,土壌や枝幹の一部が凍結し,水分供給がアンバランスになったために起こる乾燥害と判断され,OED等の蒸散抑制剤によってある程度被害が軽減できることがわかった。<BR>しかし,MHを使用した場合には,一番茶の発芽が抑制され,さらに,発芽数の減少あるいは奇形葉の発生等もみられるので,定植1〜2年目までの幼茶樹についてのみ,仕立法との関連において実用価値があると考えられた。
- 日本茶業技術協会の論文
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