茶樹育種における早期鑑別法に関する研究(第1報) : 挿木成積と定植苗の生育
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1. 当茶業部育成の品種・系統を供試し,挿木試験と本圃定植後の生育につき検討した。<BR>2. 挿木苗の生育と本圃幼木の活着,生育との間には密接な相関が見られ,挿木苗の茎長と分枝数は,それぞれ本圃幼木の樹高,分枝数と高い正の相関を示し,また挿木苗の生育のよいものが,本圃での活着もよい傾向を示した。<BR>3. 挿木試験を厳密に行い,ここである程度の系統淘汰を行うことは,育種の能率を高める上に重要なことと思われる。