草類蛋白質の栄養価 : III 赤クローバー蛋白質の溶解性と消化との関係
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概要
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乾燥赤クローバー粉末を用いて家兎による消化試験を行い試料及糞の窒素分布を比較して次の結果を得た。(1) 稀アルコール性稀アルカリ可溶性蛋白質は赤クローバー中量も多く,又消化率も高い。(2) 従来の純蛋白質定最法は試料を温水浸出し,之に蛋白質沈澱剤を加えて定量を行つているが,赤クローバーではこれだけでは不充分でなほ少しく非蛋白態窒素化合物が浸出されずに残存する。(3) 茎菜類の粗蛋白質消化率(Y)と稀アルコール性稀アルカリ可溶性蛋白質含量(X)との間に強い正の相関を認めた森本の実験結果から次の回帰方程式を求め,統計的に検討した。 Y=2.05(X-0.19)+1.30
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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