硫酸銅の家兎排卵生起作用の本態に關する研究 : II. 腦下垂髄前葉の家兎排卵力價による檢討
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概要
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硫酸銅の家兎排卵生起作用の本態に關する研究の第IIとして發情兎のA. H.と發情時硫酸銅液を注射し,排卵した24時間後の兎のA. H.とを乳劑とし,夫々他の發情兎に注射し,30〜70%の反應を示した3用量と反應率とに基く家兎排卵單位により兩者のA. H.の力價を比較した。その結果を要約すれば,(1) 發情兎のA. H.には7.8單位(1排卵翼位當り乾燥A. H.量0.68mg)の力價があるに對し,人工排卵兎のA. H.では1,8單位(同じく2.78mg)に低落している事を確め,第I報に於けると同樣硫酸銅がA. H.を刺戟し排卵所要ホルモンを放出させたものであるとの結論を得た。(2) 第I報に於けるA. H.の細胞組織學的研究と併考すれば同報に於て假説としA. H.の細胞質顆粒と生殖線刺戟ホルモソとの關係及びA. H.の顆粒喪失とホルモン放出とは平行する事が認められる。
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