山林樹實類の飼料化試驗(第二報) : 楢類團栗の一般成分
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概要
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本邦楢類樹實の一般成分並に二三の性質に關して調査研究せし成績を要約せば次の如し。1. 北日本山村農家に於て採取せられたる楢類樹實は主として大楢及小楢に屬しその重量の過半は大楢にして小楢•柏•櫟これに次ぐ。2. 楢類樹實新生品100重里の内にて皮殼約20%を占め殘り約80%は内實(子葉)なり。而して皮穀は約25%の水分を含み内實は約40%の水分を含有す。3. 山野より採取せる新生楢實中の内實風乾物の收率は約50%なり。これはそのまゝ粗碎し飼料配合に供して可なり。4. 楢類樹實の主成分は澱粉にして蛋白質これに次ぎ脂肪及無機物に乏し。5. 楢類樹實蛋白質のアミノ酸中にはリジンシスチン乏しく從つてこれを飼料化するに當りては蛋白質の補給を必要とす。6. 楢類種實内實風乾物は概ね6%内外のタンニンを含有すれども飼料化に大なる支障なき程度なり。楢類の中にては櫟•柏の種類にタンニン少し。7. 楢類種實の無機物は鹽基性にして加里に富み石灰•苦土•燐酸これに次ぐ。8. 楢類樹實の平均成分を一括表示せば次の如し。
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