切削と同時に圧縮残留応力生成が可能な複合加工工具により加工表面層に生成される残留応力の制御性について検討した. ピックフィード幅, ピン突き出し量, 送り速度を変化させ, 加工表面層の残留応力, 加工硬化, 加工表面状態を調べた結果, ピックフィード幅およびピン突き出し量の設定により, 加工表面層に生成される残留応力の大きさおよびそのピーク位置を制御できる可能性があることを示した.