消化吸収障害とカプセル内視鏡
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概要
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消化吸収障害の診断におけるカプセル内視鏡の有用性について,疾患ごとの特徴的所見を中心に解説した.消化吸収障害の主な要因は,腸管上皮の障害,小腸絨毛構造の異常,血流・リンパ流の異常であり,それぞれ,びらん・潰瘍,絨毛萎縮・腫大,血液やリンパ液のうっ滞による浮腫や色調変化,などの所見を呈する.これらの所見に注目することで原因疾患の鑑別が可能となる.さらに病巣の部位や範囲の診断も可能であり,原因疾患の検索のみならず重症度や治療効果の評価にも有用である.色調の定量解析や分子イメージングを応用したカプセル内視鏡技術が開発されつつあり,今後,より客観的で再現性に優れたカプセル内視鏡診断が確立されるものと期待される.
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