生物学的製剤によるクローン病の寛解維持療法―infliximab計画的維持投与の治療効果を中心に―
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概要
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クローン病に対するinfliximabの計画的維持投与は,従来の治療法と比べ,より高い寛解維持効果を示し,長期予後改善をもたらす可能性がある.しかし現在得られている知見の多くは,数年程度の予後を評価したものである.10年以上のspanでの予後改善効果については,今後のevidence構築に期待したい.最近はadalimumabが本邦でも使用可能となったが,新規の生物学的製剤が今後も登場してくるものと思われる.治療の選択肢が増える一方,生物学的製剤の使い分けについての議論が不可欠になる.クローン病診療においては常に最新の情報を入手し,EBMを実践することがますます重要な時代に入ってきた.
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