頭部白癬
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概要
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頭部白癬は毛髪に皮膚糸状菌が寄生した状態と定義される.本邦では頭部白癬は頭部浅在性白癬を意味し,ケルスス禿瘡は別に記載されることが多いが,英語圏ではケルスス禿瘡,黄癬まで含めて頭部白癬と捉えられている.臨床的には脱毛斑を基本とし,様々な程度に炎症,鱗屑を伴い,黒点型では面皰様黒点の点在,ケルスス禿瘡では膿疱の多発が特徴的である.疫学的には戦前は男児の疾患と考えられていたが,その後 Microsporum canis 感染症の増加により女児と成人女性の比率が増え,さらに近年 Trichophyton tonsurans 感染症の流行によりその年齢,性別分布は大分変化が生じてきた.原因菌は Trichophyton 属,Microsporum 属の皮膚糸状菌で,人から人,動物から人へと感染する.治療にはイトラコナゾール,テルビナフィンなどの抗真菌剤の内服が必要である.
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