ホタテ貝殻をフィラーとして用いたFRPの基本的特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,利用量の増加が求められているホタテ貝殻をフィラーとしたFRPの基本的特性に関して,フィラー混合率0%および石灰石を用いたものと比較することを目的として行った。その結果,樹脂の粘度は,ホタテ貝殻を用いたものの方が高い値を示した。厚さは,混合率0%と比較してホタテ貝殻を用いたものが混合率30%まで,石灰石を用いたものが混合率の増加に関わらずほぼ同程度の値を示した。引張・曲げ強度は,0%と比較してホタテ貝殻を用いたものが混合率30%まで,石灰石を用いたものが混合率に関わらずほぼ同程度の値を示した。これらの結果より,ホタテ貝殻をフィラーとして用いたFRPは,混合率30%まで0%および石灰石を用いたものとほぼ同程度の厚さや強度性能を有し,利活用の可能性は高いことが明らかになった。
論文 | ランダム
- 自らの心をきたえる子ども
- 「大人概念」の日米比較
- 後期青年の自立と適応に関する日米比較
- 受信可能区域に関する実験--受信電界強度等の測定調査 (実験用中型放送衛星(BS)実験報告-1-) -- (実験結果--衛星放送システムの基本技術に関する実験)
- 山川における電離層風の観測結果