頸部筋肉内脂肪腫の1手術症例
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概要
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頸部巨大脂肪腫の1手術症例を報告した。症例は32歳男性。15年前に自覚した右頸部腫瘤が増大し,ふらつき,首の痛みや喉の圧迫感などを生じるようになった。他院では脂肪腫と診断されたものの,手術合併症としての神経障害を強調され手術は勧められず,結果的には放置されていた。当院初診時,右後頸部を中心に最大径100mmの腫瘤を触知し,CT,MRIから脂肪腫と診断して摘出術を行った。腫瘍は周囲筋肉に癒着していたため,一部合併切除を要した。病理診断は筋肉内脂肪腫であった。術後重篤な神経障害や再発は認めず,術前に認めた様々な症状は消失した。本症例を経験し,脂肪腫の手術適応基準の検討が必要であると思われた。
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