クローン病診療ガイドライン
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最近出版された本邦のクローン病(CD)診療ガイドライン(GL)はevidence-based medicine(EBM)の手法に則る完全なる文書であり,多くの項目を一般医に対してわかりやすく解説している.本GLの目的は,EBMによるCD患者の一般診療の充実にある.本稿では,その作成過程を解説し,幾つかのポイントを指摘したい.問題点としては,作成過程が長いため急速に発展する最新の治療法に対処ができていない点が挙げられる.また,すべてのCD患者が有する臨床状況に対応する標準医療を確実に導くものでもない.すなわち,エビデンスとコンセンサスを統合して,全体の60〜70%程度の状況に支援を与える内容となっている.また,欧米のGLも紹介して,本邦のGLとの比較により両者の相違点を明らかにしてみたい.本GLは今後短期間に改訂する必要があると同時に,GLにより一般診療が向上するか否かを評価する必要もある.
論文 | ランダム
- Quiz Volcano
- 血液透析患者の手根管症候群発症におけるペントシジンの関与 : 特発性手根管症候群との比較
- 14)高血圧バイオフィードバックトレーニング支援のための10回呼吸訓練法(第24回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)(一般演題 口演B(第3会場))
- 食品中のコレステロール量について(第1報)
- 地震被災者に対する顔マッサージ・ストレス緩和法の適用(災害・大地震後遺症における自己管理の方法)