全身性エリテマトーデスの経過中に肝障害をきたした1例
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概要
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症例は38歳の女性.全身性エリテマトーデス(SLE)にて通院中に軽度の肝障害を認めたため経過観察されていた.その後肝障害が悪化したため精査加療目的で入院した.血液検査では肝胆道系酵素の上昇と軽度のインスリン抵抗性を認め,病理組織学的検査では高度な脂肪沈着がみられた.飲酒歴はないことから非アルコール性脂肪性肝炎を考え,インスリン抵抗性改善目的でピオグリタゾンを投与したが肝障害は改善せず,1週間後に中止した.次にSLEによる肝障害と考えステロイドを増量したところ肝障害は速やかに改善した.SLEによる肝障害についての報告は少なく,病態についても不明な点が多い.文献的考察を加えて報告した.
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