神経生理学の勉強の指針 : ——実験神経科学者から神経回路学会員への偏見に満ちた勉強の勧め——
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
脳の動作原理を理解するための戦略には大きく分けて, 分析的戦略と構成的戦略とがある. 理学的と工学的, あるいは実験的と理論的といってもよい. 神経回路学会の会員諸氏の多くは構成的戦略も取っておられるであろう. 構成的戦略を取る研究者が, 分析的戦略から得られた成果, すなわち神経細胞の特性や脳の動作様式に関する最新の, あるいは一般的な知見を得たいと思っても, なかなか容易ではない. 分析的手法を取る者と構成的手法を取る者との間のギャップは意外に深いのである. このギャップをうめるためには教育システムの改変が必要なのだと筆者は考えるが, 現時点では, 各研究者が個人的な努力をして勉強せざるをえない. 本稿は, その様な研究者のための勉強の指針である. 筆者は細胞および局所回路網レベルでの神経生理学的研究をしている. その立場から, 1)どのようなギャップが深刻かという現状の(一人よがりな)分析をまず述べ, 2)神経回路学会の会員諸氏がそのギャップをうめるには, 何処から情報を引き出せばよいのかを示すことにしたい.
論文 | ランダム
- AM06-03-009 チャネル乱流内の流体線伸長における非等方性(乱流渦構造(2),一般講演)
- チャネル乱流における流体線の伸長(年会2005)
- AM05-12-008 平行平板間クエット乱流の直接数値シミュレーション(乱流渦構造2,一般講演)
- スカラー輸送を伴うクエット乱流のDNSにおける大規模構造(一般セッション 乱流)
- 消化器外科術後メチシリンセフェム耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) 腸炎症例の検討-重症例と軽症例の比較