神経障害性がん疼痛に対するガバペンチンの使用状況とその評価
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概要
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【目的】がん疼痛に対するガバペンチンの使用状況を評価する. 【方法】当院 緩和ケア科入院中の神経障害性疼痛を伴うがん患者で, ガバペンチンで痛みが軽減した52名を後ろ向きに調査した. 集計したデータを, ガバペンチンを1日量として1,800mg以上を使用した群(高用量群)と1,600mg以下を使用した群(低用量群)に分け, 検討した. 【結果】高用量群の人数は, 全体の52%であった. 年齢は, 高用量群で有意に低かった. 2群間で併用オピオイドの量, 鎮痛補助薬の薬剤数, および投与期間で有意差はなかった. 高用量群で副作用の発生頻度が増加することはなかった. 【考察】今回の調査から, がん疼痛に対するガバペンチン使用において, 1日量として1,800mg以上を必要とする患者が半数程度あることが分かった. また, 高用量群でより多量のオピオイドを併用していたが, 副作用が増強することなくガバペンチンを使用できていた. これは, 高用量群で年齢が低かったことが影響している可能性がある. Palliat Care Res 2010; 5(2): 219-226
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