骨転移を有する進行期非小細胞肺がんの骨関連事象の検討
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概要
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進行期肺がんでは, 高頻度に骨転移を認める.骨転移が進行すると激しい骨痛, 病的骨折, 脊髄圧迫や高カルシウム血症などの骨関連事象(skeletal related events; SREs)が発症し, 全身状態を著しく低下させる. 今回われわれは, 骨転移を有する進行期非小細胞肺がん患者120例を対象に, SREsについて検討した. 初回治療開始時に, 32例(26.7%)にSREsの発症が認められた. SREsを発症した症例の生存期間中央値(123日)は, 発症しなかった症例の生存期間中央値(276日)と比べて有意に短かった(p<0.001). 3カ月以上の治療経過が追えた89例のうち, 治療経過中に39例(43.8%)にSREsが発症した. 全身化学療法が施行された74例のうち, 34例(45.9%)に治療経過中にSREsが認められた. SREsの発症は全身状態を悪化させ, 予後不良となる. 全身化学療法だけでは, SREsの予防は不十分であり, SREsを抑制するための新たな治療戦略が望まれる. Palliat Care Res 2010; 5(2): 145-151
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