オンラインの文処理中の後続動詞の予測時における行為・文適合性効果
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概要
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SOAオンラインの文処理中に,言及された行為の動作表象が活性化することが示唆されている.それを支持する現象が,文中の動作方向と反応方向が一致する時,反応が促進されるという行為・文適合性効果である.一方で,オンラインの文処理中に後続単語を予測しているとの知見がある.文脈を手がかりとした後続動詞の予測時の適合性効果に関する研究では,目的語直後に方向性のある腕の動作を求める課題を行なったが,予測される動詞方向との適合性効果は生じなかった.本研究は,目的語と反応のGoシグナルとのSOAを操作し,後続動詞を予測した後に反応を求められる場合には,予測される動詞方向との適合性効果が生じるか検討した.その結果,SOAが短い条件では適合性効果は生じず,長い条件では生じる可能性が示唆された.また,SOAが長い条件においては,処理速度が中程度の参加者がACEパターンを示す傾向にあることが示唆された.
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