母親における育児サポートとしてのインターネット利用
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概要
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東京近郊に在住する乳幼児の母親を対象とした質問紙調査(n=134)を行い,育児期の親が育児としてインターネットをどのように利用しているかを検討した.母親の年齢,学歴,就業状況,経済状況といったプロフィールにかかわりなく,多くの母親が毎日ネットに接続し,買い物や授乳離乳・医療機関に関する情報を集めていた.ネット利用により情緒的サポートを得られてよかったと回答した母親(「情緒的利用グループ」),時間や労力を節約できてよかったと回答した母親(「実用的利用グループ」)の間には,プロフィールやネットの利用状況などについて相違があった.情緒的利用グループでは,年齢および学歴の低さ,配偶者の育児分担の少なさ,ネットを利用した経験の多さ,そして両親よりもネットで子育ての悩みを相談したいという志向の高さが顕著だった.以上の結果を踏まえて,育児期の親が利用しやすいインターネット環境を議論した.
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