化学療法主体で7年間生存している上皮型びまん性悪性胸膜中皮腫の1例
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概要
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背景.びまん性悪性胸膜中皮腫は予後不良の疾患であり,標準的治療も定まっていない.しかし,びまん性悪性胸膜中皮腫は診断が難しい疾患であり,発見された時点で進行した症例が多いのも予後不良の原因と思われる.本症例は胸腔鏡による確定診断後抗癌剤治療を選択し,6年2か月経過後手術を施行した.症例.50歳代,男性.アスベスト曝露歴:あり.2001年春,検診で胸水貯留を指摘され初診医を受診,胸膜針生検で悪性胸膜中皮腫と診断されたが,セカンドオピニオンで中皮腫を否定され2002年秋に当科受診,2003年3月胸腔鏡下胸膜生検を施行し,上皮型悪性胸膜中皮腫(T1bN0M0 stage IB)と診断し化学療法を選択した.診断から6年2か月経過後胸膜肺全摘術を施行した.現在術後1年担癌生存中である.結語.本症例のように化学療法で長期生存がえられることもあり,早期症例の治療法別の効果判定には注意が必要であると思われた.
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